ゴールデンレトリバーのような大型犬が本気で人に咬んでしまったら、大怪我します。
噛み癖は子犬のうちに治しましょう。
治し方と対策についてお話します。
ゴールデンレトリバーには噛み癖のしつけは必須
犬の噛み癖とは噛んではいけないもの・噛んでほしくないものを犬が噛んでしまうことです。
噛み癖のタイプ
噛み癖には次のようなタイプがあります。
・子犬の歯の生え換わりにおける生理的な噛み癖
・遊びの延長としての噛み癖
・攻撃性による噛み癖
・怒りによる噛み癖
・本能的衝動による噛み癖
・縄張り意識による噛み癖
・恐怖による噛み癖
・過剰な興奮による噛み癖
ゴールデンレトリバーは攻撃的な犬種ではないので、攻撃的な噛み癖というよりも、遊びの延長や過剰な興奮による噛み癖が多いと感じます。
噛み癖の治し方
子犬の生え換わりの時期(生後3カ月~7カ月頃)は歯が痒くて噛んでいるので、噛んでもいいおもちゃやガムなどを与えます。
噛み癖のタイプや犬の性格によってもどれが効果があるのかは様々ですが、方法として次のような治し方があります。
無視をする
→噛まれても無視をして、噛むのをやめたら褒めてあげる。
手を噛まれたら、遊んであげるのをやめて、すぐ別の部屋に行ってしまう。
大声で「痛い!」「だめ!」「NO!」などと叫ぶ
→噛むのをやめたら、褒めてあげて噛んでもいいおもちゃやおやつを与える。
天罰式でびっくりさせる。
噛んだら棒や大きい音のするもの(空き缶に石を入れた物などもOK)を床に落としたりして びっくりさせる。
→手を噛む=嫌なことが起こると覚えさせます。
裏返しにして胸と首をおさえる。
動けないようにして低い声で「ウー」とか「フー」とか、犬の目を見ながら言う。
→これは、親犬がする行動です。
犬がキャンというぐらいの強さでつねる。
→これは、兄弟がする行動です。
手にタバスコやビターアップル(しつけ用の苦いスプレー)をつけておく
→噛むと嫌な味がすると覚えさせる。
いろいろ試してみて下さい。
噛んだら嫌な事が起こる。
噛むのをやめたら嬉しいことが起こる。
このことを犬に理解してもらいましょう。
しつけの注意
犬の集中力は10分~15分ほどです。
集中力がなくなってきたら、しつけを中断しましょう。
犬にとって恐怖や怒りとなるような叱り方をしたり、怒鳴ってはいけません。
噛んでも良いおもちゃと噛んだらだめな物ははっきり分かるようにしましょう。
例えば古いスリッパやぬいぐるみを噛んでもいい物にしてしまうと、似てる形のスリッパなどを噛んでも良いものと認識してしまいます。
分かりやすいおもちゃを用意しましょう。
ストレスで噛む場合は、遊びが足りていないのかもしれません。
充分に遊んであげて下さい。