自然災害が多い日本において日頃から考えておかなければいけないのが、災害時のペットの事。
ゴールデンレトリバーは小型犬のように抱きかかえて逃げることもできません。
防災対策をしっかりしておくことで助かる可能性が増えます。
愛犬を守れるのは飼い主のあなただけです。
犬の防災対策をしておこう!
ゴールデンレトリバーを守る為に必要な準備は?
2013年に環境省から発表された「被災動物の救護対策ガイドライン」では、大災害時には飼い主の責任でペットと同行避難をすることが原則とされました。
同行避難するために必要なしつけ・健康管理を飼い主の果たす責任として、避難所でのペットの世話や環境管理、日頃からの準備が求められています。
住まいの防災対策
住まいを災害に強くして安全にしておくことが、飼い主と愛犬を守る事につながります。
家具の固定や転倒防止、耐震強度などの対策が必要です。
室内で飼っている場合
愛犬が普段いる場所やサークルなどは地震の時に倒れたり落下しないようにしっかり固定しましょう。
屋外で飼っている場合
飼育場所は地震で破損しやすいブロック塀やガラス窓の下や倒れやすい建物のそばは避けましょう。
災害時には犬が驚いて逃げ出す事があります。
首輪や鎖は外れたり切れたりしないか、フェンスなどに隙間がないか、などチェックしておきましょう。
家族で話し合いをする
災害時に落ち着いて行動できるように、下記の事などを事前に打ち合わせしておきましょう。
- 家族間の連絡方法、集合場所
- 非常持ち出し袋など備蓄物資の保管場所と中身
- 愛犬をどう守り、避難させるか
- 留守中の災害の時の対処方法
地域情報の収集と避難訓練
実際に家族で避難場所までどう行くか、様々な状況を想定して複数の経路を考えます。
- 避難場所までの所要時間
- ガラスの破片や看板落下などの危険な場所
- 通行できない時の迂回路
- 避難場所での愛犬の反応や行動
迷子にならないための対策
愛犬がもし迷子になってどこかで保護された時、すぐに飼い主がわかるように普段から身元がわかるものをつけましょう。
連絡先・住所を書いた迷子札やマイクロチップを入れるなどの対策が必要です。
しつけと健康管理
慣れない避難所で大勢の人や見知らぬ動物と一緒の生活はストレスがかかり体調を崩しやすいです。
普段から健康管理としつけをしておきましょう。
具体的には以下の事をやっておきましょう。
- 「待て」「お座り」「ふせ」などの基本的なしつけ
- ケージの中に入ることに慣れておく
- 無駄吠えしない
- 人を怖がったり攻撃的にならない
- 決められた場所でトイレする
- 狂犬病予防と各種ワクチン接種をしておく
- フィラリアや寄生虫の予防、駆除をしておく