ゴールデンレトリバーのような大型犬によく見られる「肘タコ」。
うちの愛犬にもできていますが、前足の第二間接(人間でいうと肘)にタコができることです。
なぜできるのでしょうか?対処法についてお話します。
ゴールデンレトリバーにもよくできる
「肘タコ」の原因と対策
大型犬はどうしてもなってしまう「肘タコ」
症状は軽いものから重いものまでありますが…
我が愛犬は、肘の毛が禿げて皮膚が干し梅のようになっています。苦笑
肘タコができる原因は?
寝たきりの老犬が床ずれになるのと同じような原因ですが、犬が硬い床の上で横になることで肘が繰り返し刺激を受け、炎症を起こすことによって起こります。
フローリングやコンクリートは固いので、体重がかかると同じ場所に負担がかかり、だんだんタコができてしまうんです。
夏だと冷たい玄関のタイルの上や固い場所を好んで選ぶのでどうしてもできてしまうんです。
考えられる対策は?
これは犬は冷たい場所を好むとなると、なかなか難しいですが…
・なるべく柔らかい絨毯やクッションの上で寝かせるようにする。
・白色ワセリンで保湿したり、殺菌作用のある軟膏を塗る。
・肘にサポーターをする
・肘まである服を着せる
気になるようであれば獣医さんに薬を処方してもらった方がいいでしょう。
肘腫の可能性もある
肘腫とは、肘にできる腫瘤(コブ)のことで、中に液体がたまる点がいわゆるタコとは異なります。
一番最初は、皮膚がすれて赤く炎症を起こします。
その場所で炎症や慢性刺激が続くとタコができ、さらにタコの中に血液や組織液がたまると肘腫になります。
肘腫は大きいものではソフトボール大になることもありますが、細菌感染を起こしたり、自分で齧って傷をつけたりしなければ、痛がることはありません。
肘腫に気づいたら獣医病院で診察を受けてください。
もし肘腫内の液体が多ければ、何度か肘の液体を抜いてもらう必要があるかもしれません。
肘腫はいったんできてしまうと治りにくくなることがあり、単純ながら厄介な病気です。