純血種の犬は遺伝性疾患にかかりやすいです。
ゴールデンレトリバーも、病気にかかりやすい犬種といえます。
ゴールデンレトリバーがかかりやすい病気
ゴールデンレトリバーに多い病気をいくつかあげていきます。
耳の病気
ゴールデンレトリバーは、耳が長く垂れているので耳の病気にかかりやすいです。
・外耳炎
・中耳炎
・耳疥癬など
耳をパタパタさせたり掻いたりする。
炎症を起こして赤くなっている。
悪臭がする。
などの症状が見られたら病院に行きましょう。
こまめに耳のケアをすることで防げることもあります。
目の病気
・白内障
目の中のレンズの役割の水晶体(主に水とタンパク質で構成)がなんらかの原因でこのタンパク質の構成が乱され、本来の透明性が維持できなくなって白濁する状態。
水晶体は光を充分に通さなくなり、物がかすんで見えるようになる。
主に老化によるものですが、目が白く濁っていると思ったり、物にぶつかったりしていたら要注意。
目が白くなる状態のすべてが白内障というわけではなく、治癒が可能な他の眼の疾患である場合もあるので、気がついたら病院の検査を受けましょう。
皮ふの病気
・アトピー性皮膚炎
・食事アレルギー性皮膚炎
・急性湿性皮膚炎など
原因はハウスダスト、ノミ、ダニ、カビや食事が合わないなど。
しきりに痒がったり、舐めたりしていたら皮膚炎の可能性があるので病院に診てもらいましょう。
こまめにブラッシングして予防しましょう。
股関節形成不全
骨盤の関節の問題により、大腿骨の先端にある丸みがなくなり脱臼した状態の事。
腰がフラフラしていたり階段を嫌がったり、ジャンプの時などに痛がっていたら病院に診てもらいましょう。
遺伝的素因の関与が大きいと考えられ、そこに環境因子(栄養、運動など)が重なって起る。
食事の管理に気を付ければ予防できることもあります。
悪性リンパ腫
体の免疫をつかさどるリンパ球が癌化する病気で、血液のがんの一種。
犬の場合は、体表のリンパ節が腫れる「多中心型リンパ腫」が大半。
体のどこのリンパに異変が起こるかで症状が異なる。
6、7歳以上の高齢犬に多く発症し、あごやわきの下、足の付け根などのリンパ節に腫れやしこりがあったらすぐに病院で検査しましょう。
日々のケアと健康チェックで予防や早期発見ができる
日々のブラッシングや耳掃除で清潔にしたり、食事の管理等で防げる病気はたくさんあります。
遺伝的に起こる病気の予防はなかなか難しいかもしれませんが、毎日のスキンシップの中でボディチェックをしていれば早期発見ができ、治る可能性が増えます。