ゴールデンレトリバーの平均寿命は10~13歳です。
ゴールデンレトリバーは7歳を超えると体のいろんな機能が低下し、食生活や環境を見直さなければなりません。
ゴールデンレトリバーのシニア期に起こる老化現象の記事でも書いていますが、寿命を延ばす為には何をすればいいのか?についてお話します。
ゴールデンレトリバーの老犬の寿命を延ばす為には?
愛犬にはやっぱり少しでも長く生きてもらいたいですよね。
その為に気をつけなければならないこと、健康維持の為には何をすればいいのでしょうか?
健康維持の為に適切な食生活で寿命を延ばそう!
犬も歳をとると新陳代謝が低下して脂肪が付きやすくなります。
若い頃と同じごはんを与えていると、運動量が減って筋肉量が落ちるのに栄養を摂りすぎるので肥満になってしまいます。
7歳を過ぎたらシニアフードに切り替えましょう。
老化に伴い、歯やあごが弱まって噛む力が衰えます。
固い物が苦手になったらドライフードをぬるま湯でふやかしてあげましょう。
あまり食べたがらない時は、食欲が出る好物や低脂肪で良質なタンパク質のもの(鶏のササミ、赤身の精肉、白身の魚などがおすすめ!)を混ぜてあげましょう。
歳をとると腎機能が低下するので水分補給が重要です。
いつでも新鮮な水を飲めるようにしておきましょう。
あまり積極的に飲まない場合は、犬用ミルクやスープなどの風味のあるもので水分補給をしましょう。
消化機能が低下してお腹を壊しやすいので、夏は水の飲みすぎに注意して、冬は冷たい水よりも人肌程度に温めたものを与えましょう。
ちなみに、良質なオイルをほんの少しごはんに垂らすだけで、パサついた毛がしっとりと潤います。
適度な運動で寿命を延ばそう!
毎日のお散歩は、歳をとっても続けましょう!
体は動かさないとどんどん衰えてしまいます。
家の近所を一周するだけでも筋肉の衰えを食い止められます。
また、外に出ることは脳に良い刺激になって老化防止になります。
お散歩の途中で息切れしたりよく立ち止まったりうずくまったりする場合は、足腰や心臓への負担が強すぎるかもしれないので、よく観察して獣医さんに相談して下さい。
歩く距離や時間、スピードなどを調整して適切な運動量 にしましょう。
若い頃と違って体力を消耗しやすく環境への適応力も弱いです。
寒暖の激しい時、雨風の強い時、体調がすぐれない時は無理に連れ出さなくてもいいです。
そのような時は、室内でおやつなどで誘導して少し歩かせるなどの工夫をして心身のリフレッシュをさせましょう。
変化の少ない毎日で穏やかに過ごしたい
若い頃は好奇心旺盛なゴールデンレトリバーですが、歳をとると適応力が落ち、生活の様々な刺激や変化にストレスを感じやすくなります。
嫌がる事や新しい事はなるべく避けて、穏やかに過ごさせてあげましょう。
具体的には、引っ越し、生活リズムの変更、初対面の人や犬に会わせる、など。
聴覚や視覚や嗅覚が鈍って、突然現れたものや状況に驚いてしまう事があります。
優しい声かけやスキンシップをして安心させてあげましょう。
定期的な健康診断で早期発見・早期治療!
ゴールデンレトリバーは人間でいう1年が4~5年にあたります。
老化のスピードがそれだけ早いということなので、病気の進行も早いです。
日ごろから愛犬の健康状態に注意をしておく事が大切です。
ちょっとおかしいな?と思ったらすぐに獣医さんに相談しましょう。
また、7歳を越えたら病院で健康診断を行うことをおすすめします。